偉人のお膝もと

  • By Ryoko
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偉大な人は、

自由である。

何が起ころうが、

何が起こるまいが、

激しく動じない。

自由というのは、
周りに空間がたくさんあることだ。

手足をのばしても、

宙返りをしても、

どこにも窮屈さがない。

その逆に

いちいち、誰かが何かを言ったといっては
目くじらをたて、

あれが嫌だ、

これが困る、

こっちの手がぶつかった、

あっちの足が当たった

と不自由ばかりするならば、

それは偉人とは
ほど遠いということになる。

ほど遠いとは、

ベクトルが異なるということであって、

決してお近づきになることはない。

偉人ほどのレベルにならずとも、

膝もとでも、足もとでもいいから、

ほど遠いのよりは、

同じ空気を吸う方がよいと思うのだが、

一部の人は、

今は、ほど遠くても、いつか
偉人に近づける

と何やら誤解しているようだ。

ベクトルが違うということは、

時間が経てばたつほど、

距離が離れて行くということに

どうやら気づかないらしい。

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