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イエスマンを探す行為

• By Ryoko
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人に何かを教えていて、

ああ、こういうのは、いけないなあ

と、つくづく感じるのが、

「イエスマンを探す」

という行為である。

どういうことかというと、

人は、

自分を認められたい

と、常々切望している。

切望だから、
かなり強い望みである。

ところが、

自分を認められようとする行為は、
自然なものだから良いとして、

それが、

良くない形で出始めると、

今の自分をOKしてもらうことが

最大の目的になってしまう。

けれど、
それでは、変化も成長もあり得ない。

今のあなたでいいわよ～

今のあなたが素敵よ～

と言ってくれる先生を探したり、

部下を探したりするなら、

より良くなる事は
求めてはいないということになる。

自分に都合の良い台詞を
言ってくれない先生は、
悪い先生
というレッテルを貼って、

「アイツは良くないが、ジブンは素晴らしい」

ということにして、

自己満足に浸る行為を繰り返す。

先生や社長の側にしても同じだ。

センセー、センセーと慕ってくる生徒は可愛い。
（確かに可愛い）

社長の仰る通りでございます
と、自分を認めてくれる部下は可愛い。
（決して可愛くないことはない）

これを繰り返すのは自由であるが、

これでは
成長とは無縁であることを
認識する必要がある。

成長とは、

今の自分に対する否定である。

今の自分を肯定するなら、
今の自分はOKということだから、
変える必要はなくなる。

どんなに口先で、

「成長したいです」

といっても、

実質は、中身が優先されるのだから、

成長など無縁となる。

「成長したいです」
という台詞を使う、
今の自分をOKにしている人間。

ということなら、

これの
どこに「成長」が存在するだろう？

成長の場で、
イエスと言ってくれたら

それは疑わなければならいのだ。

それは、あなたが余程レベルが
おぼつかない初心者か、

偽物かのどちらかなのだから。

訳あってイエスというのは別にして、

この二つを見間違ってはならない。

どちらにせよ、

イエスマンを探す行為には、

ご注意を。

成長を求めていないなら
何やってもよいですが。

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