運転へたっぴの白いフェラーリ

  • By Ryoko
  • 運転へたっぴの白いフェラーリ はコメントを受け付けていません

ブログランキングに参加中。今日も応援ありがとうございます!
やじるしこちらをクリック。

美しい音楽専用ホールで、
一流ピアニストのコンサートを満喫した後、

タクシーを拾おうとしている時に、

やたら派手なフェラーリが
ブイブイいわせていた。

赤いフェラーリは、よく見るけれど、
珍しく白だったので、
ちょっとだけ目が向いた。

なにせ、運転好き過ぎの私は、
レーサーになれば?
と周りから言われていたくらいだから、

車に興味はないことはない。

昔は、めっちゃ興味ありだったけどね。

で、タクシーを拾って、
目的地のリッツカールトンに向かった。

間もなく到着
という時、

さっきの白のフェラーリが
私たちの前を走っていて、
やっぱりリッツに入ろうとしている。

その姿を見て、

はっきり言って、

運転が下手で呆れた。

私が車好きだからか、

人間を見る目があるからか、

前の車の運転手の性格まで
見抜いてしまう場合がある。

だから、そのフェラーリの運転手も、

「大人」でないことは

タクシーの中からでも、
すぐにわかった。

「そういう運転やめてよね」

とフェラーリを気の毒に思いながら。

運転の雰囲気で女性でないことは、
一目瞭然。

フェラーリのようなスポーツカーは、
本当は、
足の小さい女性向きではあるのだけれど、

普通は男性が運転していることが多いわね。

街中で、フェラーリを運転する人で
上手いなと思う人を、
日本以外の国でもなかなか見かけないけど、

とにかく、
私たちの前で止まったフェラーリは
女性の運転ではない。

ダンディな大人の紳士でないことも
ちょんバレだったので、

逆に、興味が湧いた。

「どんな人が運転してるんだろ。」

ホテルの車寄せに入り、
私たちがタクシーを降りる時、
フェラーリの運転手が窓を開け、
ベルボーイとなにやら話をしているので
顔を拝んでみた。

あちゃ、やっぱり。

わかりやすく表現すると、

若いにーちゃん

だった。

今時の、ネットで稼いでいます風の。

生まれながらにして裕福な人でないこともわかる。

あらららら。

ちょっとだけ残念だった。

なぜなら、
やっぱり、どのブランドでもそうだと思うけど、

フェラーリという一流のブランドを
使いこなすなら、
使いこなせるだけの品格や、
実力や、身のこなしを身につけなければ、

みっともいいものではない。

ブランドに対して敬意を表するなら
似合っていることが
マナーでもあるはず。

外国の方に見られて、

それが日本人代表と思われるのは、
ちょっと恥ずかしい。

日本には、

年相応

身の丈に合った

実力に見合った

という言葉がある通り、

「わきまえる」

ということは

とても素敵なことだと
私は思っているから、

そういう美意識は持っていたい。

勿論、

ある程度年齢がいっているのに、
たいしてオシャレでもない、
お金もかかっていないような
安物で身を固めるのも、

”身の丈”には合っていたとしても、

その歳でその身の丈というのが、
それはそれで恥ずかしいことだと思うから、

日頃からセンスとか、

実力とか、

バランス力を身につけておかなければ
なかなか、むずかしく、

どうしていいかも
わからないものだろう。

そういうのは、
全て、

「その人の思想」

が反映されるもの。

きっと、そのにーちゃんも、

その顔つき、体つき、表情に、

その人の思想が出てしまっていたのだと思う。

恥を振り回していることに
気づかないとしても、
是非とも早急に、
中身を、外身に合せてほしいもの。

そうして、中も外も素敵な人になれば、

フェラーリの操縦だって、
20年も訓練すれば

大人の魅力

を醸し出せるようになるだろう。

女たちを真に喜ばせる

素敵な男性が、この世に増えることを、

大いに期待したい。

本物の紳士でなきゃ許さない

という賢い女も同時に必要だけれどね。

   今日もクリックありがとう。



blogランキング

楽しく美しく生きるための
「1分ヒント」
は、こちらからどうぞ

Comments are closed.