愚かで滑稽で危険な方法
- By Ryoko
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人間は、ほんと、しつこいよね？
そういう、
呆れるほど無謀な人間をみていると、
うわっ、
人間って、こわ。
となって、
ああ、なるまい。
と、新たな決意に燃えたりする。
いわゆる反面教師だ。
何を反面にするか？
今の生活や、
今の人間レベルや、
今の経済状態や、
例えば、
もっと素敵な知り合いが欲しい
あるいは、
パートーナーが、とか、
恋人が、と思うということは、
今の人間関係に満足していないわけで、
満足しないから
努力して成長するのだから、
それはいいことだけれど、
問題は、
満足していないのに満足する
という
この矛盾。
この、滑稽な矛盾を
反面教師にしたくなる
というわけだ。
満足していないなら、
変えなきゃいけないことがある。
考え方、
行動の仕方、
身体の使い方、
行く場所、
自分の環境
etc．．．
ところが、
人間、普通に生きてれば何一つ変えない。
変えている気になっていても、
「変えているつもり」
なだけで、変えてはいない。
第一、
人間の本性を知っている人には自明のことだろうけど、
人間が、自分を変えるわけないじゃん。
だから、
なんとかの一つ覚えのように、
同じことを繰り返すわけね。
正しい指導を受ければ
賢くなれるというのに。
変化している「つもり」だから、
変化しているだろうと、
自分の変化＝成長
を期待する。
それを滑稽といわず
なんと、おべんちゃら言えばいいのか？
「なんとか」の一つ覚えで
同じことやってるのだから、
「なんとか」が、
変わるはずないのに、
「なんとか」だから気づかないのかな？
それじゃ、人間は
世界はおろか、どこにも通用しない、
情けない肉のカタマリとなるしかない。
自分の人生すら、どうにもできない
まったく無能な人間と化してしまう。
指導者の私としては、それをほっておけないから、
もう20年近く
「どうやって変えるか」
ということを、
解説と共に指導する仕事を続けている。
人々は、その解説と指導を聞くまで、
そんなことは、
まーーーーーーったく、考えたこともなかった
or
まーーーーーーったく、検討違い
のことを考えてた
という、見事に的外れなことばかりが
やっている。
もう一度言うけど、
変えなきゃいけないのは、
考え方
行動の仕方
身体の使い方
行く場所
自分の環境
などなど。
最初は、
「かえりゃーいーのよ、かえりゃあ。」
というレベルから始める。
そのレベルができるようになれば、
悪いように変えるのじゃなく、
良いように変えていく知恵が必要となる。
自分で知恵を生み出せるようになるまでは、
指導を得て、知恵が出やすい
「自分への教育」をするのが、
賢明さである。
ちなみに、
バレエでも、
スケートでも、
ピアノでも、
指導を得ていない人たちは、
ニセモノであり、ど素人であり、
プロではない。
オリンピック選手をみればわかるだろうが、
全員が、指導者をもっている。
知恵の場合、
教育の場合、
ビジネスの場合は
どうだろうか？
指導を得ずに頑張って、
プロになれるのだろうか？
自分でがんばるなら、
少なくとも10年は必要だろう。
10年かけてもダメかもしれない。
あるいは、
人の10倍がんばれば、1年で可能かもしれない。
だけど、プロって、
一日の大半を、自分のエネルギーを
注ぐわけだから、
時間換算にして、少なくとも1日6～8時間。
（その倍使っている本物のプロの方、少なく見積もってごめんなさい）
その10倍といったら1日60～80時間。
ふーむ。
それが可能と思える人は、
どういう甘い見積もりをしているのやら？
もしかして、
それをポジティブ思考とかいう？
人生を破滅させるニセポジティブ思考。
この罠にかからない為にも
一人でがんばる
愚かで、滑稽な危険には気をつけよう。
気づかなければ、ずっと
人間のど素人が続くことになっちゃうからね。
それじゃ誰からも信頼されない。
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