親愛なる男性たちへ2

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前回の続き

だってですよ、

アジア圏に行くと、

全く、声がかからない。

これまた100%の確率で。

当然じゃないってのが、
すでに骨身で体験済みなんです。

そして残念なことに、
その“アジア圏”には、日本も入ってるってこと。

ほんとに残念。

まあ、欧米は、レディファースト
という習慣が定着してるその影響は大きい。

これは、見事に教育の賜物ですが、

欧米では、ほんとに小さな男の子でも、
譲ってくれたりする。

道とか、ドアとか。

私の方が守ってあげなくちゃでしょ、

という小さな男の子にさえ、
私は、守られたりするわけです。

まあレディーファーストってのは、
男尊女卑の裏返し
ってな面も、なきにしもあらずなので、

どの国でも絶対しなければならない
ってものかどうかは、
議論の余地はあるにせよ、

レディーファーストを受けて、
嫌な気はしないですよ。
当然ね。

その逆に、

アジアを移動すれば、

ぶつかっても知らん顔、

我先にというのが、やたらと露骨。

日本に至っては、
最近の傾向として、

もう、足が悪かろうが、お年寄りだろうが、

席を譲る気さえありません、

という傾向がヒドくなっている気がする。

というように、

一瞬で人を不愉快にするのを得意としているみたい。(特技?)

まあ普段、金髪の国に住んでいれば、

こういう人達を見ると、
余計にガッカリしてしまうのは
人情というものです。

女性に呆れるより、
男性に呆れ返る方が、目立つしね。

この前なんて、

アジアのある国の空港で

絶対、道を譲る気配さえない男達二人が、

明らかに私の方が一歩先に進んだはずの
エスカレータの前に乗り込んできた。

ひえ~、なんちゅー男ども。

こりゃ、○国か、△国の
にーちゃん達だな、

と、○国と△国へ行った時の経験をもとに
判断を下せば、

エスカレータで聞こえてくる二人の話し声が、
なんと日本語だった。

え~~~!

日本人じゃん。

私の驚きと、続く落胆と失望は
かなりのものだった。

ここまで落ちたかと。

しかも、もう身も蓋もない、
見るからに厚かましいオッサンじゃない。

若い、
どちらかというと
ちゃんとしてる風な、キレイなにーちゃん達なのだ。

彼らが日本代表

ってわけじゃないかもしれないけれど、

よその国の人が、

その二人だけを見れば、

やっぱり、海外では日本代表なのだ。

ちいとは、そのくらいのマナーと自覚をもって
外へお出かけになってはいかがと思うのだけれど。

そして、100%の確率で、
(あくまで私の経験上)

荷物もちましょーか

と、日本では、声はかけられない。

それどころが、
自分が先に進む方が、忙しい。

という人が圧倒的多数で勝利。

幸い、私の周りには、
一応
外国育ちか、海外経験多めの人が多いから、

そういう日本代表にはなってはいないと思うけど。

そして、勿論、
日本人でも、紳士の存在も、まあそれなりに知っている。

ただ、確率の話。

唯一、

階段の手前で、

声がかかった経験。

我が日本国内で。

その時は、二人分の荷物だった。

ひょいっと、私たちの荷物を両手に持ち、

軽々と階段を駆け上がったのは、
まずまず若い部類に入るお兄さん。

青年。うーん、いや、男性。えっと、紳士。

ルックス(ハンサム度)よし、

身なりよし、

爽やかさよし。

珍しさも手伝って、

私は、その感激で、
いつまでもコーフンしてた。

日本人もやるじゃん。

まんざらでもないじゃん。

カッコいい人は、やることまでカッコいいじゃん。

彼女、あるいは、奥様は幸せね~~~

と。

という話を、

友人、知人達の男性陣の中で語ってみたら、

彼らの言い分としては、

「いやあ、ストーカーと思われてもやだし。」

「断られたら、結構ショックだし。」

「本心では、荷物持ってあげたいと思うんだけど」

らしい。

なんとも貧弱な。

いや~

そう思わせるような女たちの

なんとも無下な姿が思い浮かんだりもするから、

こりゃ、

男も女もお互いさまかもしれない。

そして、

親切をして、「ストーカーと思われたら・・」

なんて心配しなければならぬこの世を
憂いたりしてみる。

一方で、

そんな弱腰な心持ちでどーする

と思ったりもする。

そんなビビりのチキンで、

彼女やら、奥さんやら、娘やらを

ほんとに守れるんかい?!

と心配になったりする。

もしかして、今どきの草食系男子は、
女子供から守ってもらいたい
と思ってるとか?

これらの一件で、どう思うか、

判断は、各自におまかせするとしても、

自分を守るための言い訳と正当化ばかりを考える
女を真似ることなく、
(これを女々しいっていうのですかね)

なんとかめげずに

強さと優しさと勇気を兼ね備えた

誇り高き

日本男児であっていただきたいなあ

と、切に願うのでありました。

だって、

我先に行く姿、

自分さえよければ人に興味なし、

強さとは名ばかりの勇気のかけらなし、

おまけに自分のことに忙しく
見ぬフリをするのが定着して、
すっかり気配りの能力が欠如ししまった
日本代表。

ついでに言えば、

かっこばかりつけることに忙しく、
大した度量もないのに、
女を泣かせるアンタ。(←アンタって誰?)

本性をさらせば、こんななのに、

サムライ魂だ、

坂本龍馬大好きだと
言われても、

とても

「さすが!」

とは、ならない。

ムリがある。

あんまり
身の程知らずの夢見る夢子ちゃん

ってのも、かえって

カッコ悪く、
情けなく写ったりするものです。

男性陣が、

可愛く聡明な美女を連れて歩くのが
自慢になるのと同様、

日本人が、
日本人を誇らしく思える

勇気と正義あるサムライの姿を
披露していただきたいものです。

なんかイザって時だけじゃなく、

いつでもね。

(笑)

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