2014年11月

城戸亜実です。

ニュースレター の最新号をお届けいたします。

スタジオでは「新しい挑戦」が日々行われています。

先日は、小学生クラスの女の子が、
ピカピカのトゥシューズを、履きはじめました。

「どう履くのですか?」とか、
「リボンはどう巻くのですか?」など、
はにかんだ笑顔で質問する様子から

彼女が憧れのトゥシューズを手にした喜びに溢れていることを感じました。

初めて立ってみると、思ったように立つことが出来ず、

生まれたての小鹿の足の様に、
フルフルと震える様子を見ると、
彼女の不安な思いが伝わってきました。

私も、トゥシューズに対しては、
色々と苦労を感じてきていました。

「痛い」「きつい」「シューズが足に合わない」
という理由をつけて、
最大の敵、という感じで捉えていたのです。

HEAPで、立野涼子先生にレッスンをしていただく中で、

「トゥシューズだけに、仕事をさせないのよ」
と言っていただいた時に、

自分がどれだけトゥシューズまかせにしていたかを思い知りました。

自分の努力よりも、トゥシューズに頼り、
「痛い」「きつい」と、結果が悪ければトゥシューズのせいにする。

けれど、本当はそうでなく、

自分が努力をして、
そして、トゥシューズは、努力する私をサポートしてくれるという、

本当は、最大の味方なんだ、とわかりました。

苦痛だけだったレッスンが、
希望を抱けるレッスンに変わった瞬間でした。

そこから、私の中では、「本当のレッスン」が始まったのだと思います。

小学生の彼女も、今までのレッスンとは比べものにならないほどに、
葛藤が起こる毎日を過ごすこととなると思います。

今までより、ずっと足が痛かったり、ずっと体力が必要だったりするかもしれません。

それは、一方で「苦痛」と思われる事象であっても、
彼女にとっては、希望の一歩であることが、
とても価値があるのだと思います。

そして、最初に見せてくれたドキドキの笑顔が、
達成の笑顔になる為には、

葛藤している自分に向き合い、
本当の「レッスン」を早くはじめなければならないのだと思います。

私がHEAPに出会ってやっと気づけた「レッスン」を、です。

今回のニュースレターの立野涼子先生のコラムは、

正しい目標の立て方について書かれています。

夢があっても、間違えた考え方だと、
それは苦痛にしかならなかったり、
叶わなかったりするのだと、思います。

2015年に向けて、
やるべきことを間違えないように、
正しい努力を積み重ねて過ごしていけるようにするためには、

きちんと自分を見つめることからなのだと
思わずにはいられなくなりました。

12月のクリスマス会、

来年2月のダンス・フェス1への参加、

など、イベントの案内も盛り沢山の内容となっています。
どうぞ、お楽しみください。

城戸 亜実

News Letter 2014年11月号