人間成功の条件「正直」について

  • By Ryoko
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人は、誰でも自分のことを正直だと
思っているものです。

ですが、
「正直であるつもり」

と、

「本当に正直」

を同じにするのはオススメしません。

なぜなら、

それは、「似て非なり」であり、
次元の違いすぎる話だからです。

それを一緒くたにしていては、
自分の取り扱いを、大きく間違ってしまうからです。

あなたは「正直」な人だとは思いますが、

人間が「本当に正直」になるのは
なかなか難しいのです。

少し実験してみましょうか。

想像してみてください。

もし、このまま発明が進んで、

自分の思っていることが全て
漫画の吹き出しのように空中に浮かび上がるとしたら?

自分の思っていることが全て

です。

通りすがりにぶつかって行った人に対して。

お釣りを渡す時の店員の態度が悪かった時に。

小さな石に蹴つまずいてイラッとした時に。

我が子が自分の言うことを聞かなかったために
「ほらみたことか」という愚かなことをしてしまった時に。

自分の不利になるような時に、
人間の真価がはかられるわけですが、

自分の気に入る結果にならなかった時に
相手に対してどんな感情が働くか?

大金を投じたのに相手が自分に都合よく
「操作」出来なかった時に、相手をどう思うか?

小さなことから、自覚のないことから、
一つ残らず全て表に明らかになった時、

あなたは、それでも
「感謝に溢れた人」でいられる自信があるでしょうか?

あなたの吹き出しは、
どんな時も「感謝の言葉」だけで埋め尽くされますか?

ふふ。

きっと、そんな「聖者」なら

必死で何かを学ぶ

ってことはしていませんね。

私たちは皆、どこか至らない未熟で、愚かで

だからこそ成長の可能性を秘めた

「人間」

という、どうしようもない汚れた生き物を
やっているのだと思います。

その「自覚」がある人だけが、

自分の汚れを落とし、身体を磨き、心を磨き、

「少しでもきれいな人でいよう」

と努力を始めることができるのだと思います。

それが自分磨きであり、
自分を高める生き方になるのだと思います。

「自分は既に立派なのだ」「自分は間違っていない」

という錯覚に陥っている人は、

必ずどこか、
努力を怠ったり、謙虚さを失ったり、
学びの場を避けたりする姿勢が見受けられます。

自分に対して
誠実とはいえない生き方をしているのです。

それは、
自分の「理想の生き方」に正直なのではなく、

自分の「マイナス感情」に正直なのです。

会話をしていると、ところどころに傲慢さが
ポロリ、ポロリと、顔を出しますからすぐにわかります。

そういう人は、

「自分は大したことない」

と自信なさそうに振る舞ったりもしますが、

一方で、
人を小バカにして、批判めいた目で
人をジャッジしたりします。

すぐに結論を急ぎ、答えを欲しがりますから、

時間のかかる「本当の成長」とは無縁です。

乗り越えるべき真の学びがやって来たら
苦しくなって、

「こんなことは自分のすることではない」
「もっと他にすべきことがある」

などと、わけのわからない自己流正当化を大発揮して、

「学び続けます」

と自分と約束していようが、

「感謝のある人間になります」

と神に誓っていようが、

いとも簡単に約束を破って裏切ります。

自分が自分を裏切るのですから、

周りが誰ひとり裏切らなくても、
神様が決して見捨てなくても、

「誠実な結果」

など、巡ってくるはずもありません。

これを、

「自業自得」といって反省するか、

「だって、あの人が悪いんだもん」

といって正当化と責任転嫁をするかは、
選択の自由なので、どちらでもいいのですが、

自分がどんな都合の良い、不誠実で、不正直な
姿勢を貫いているかは、ある程度
見えるようになる方がよいのではないでしょうか。

そのためにも、

自分の状態=考えている事が全て吹き出しで丸見えになる

と、いったいどういう評価になるだろうか?
と想像でもしてみれば、
少しは、自分の「本当」を、
垣間みることができるのではないかと思うのです。

「本当に正直」

というのは、挑戦するに値する
価値あることだと思います。

ほっておいて勝手に手に入るような
チープなものだとは思えません。

それだから、訓練して訓練して、

少しでも「本物の正直に近づこう」とすることに
意義が生まれるのだと思います。

そういう生き方に価値がもたらされるのだと思います。

どうすれば、少しでも早く正直さが身に付くのか。

本物の正直とは何なのか。

どういう状態が、正直であると言えるのか。

正直になるための日々の練習法とは?

たくさんのことを学ぶ必要があるわけですね。

一人で時間をかけて学ぶか、
プロのサポートを受けて最短で学ぶかは、
好みで決めればよいとして、

学びを選ばないで良い理由があれば教えてください。

どれがお好みですか?
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