人間の能力を伸ばすために

  • By Ryoko
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昨日の「感性」の話にも通じると思いますが、

サン・テグジュペリの言葉も、
示唆に富むものが多いですね。

これもその一つではないでしょうか。

 「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
  肝心なことは、目には見えないんだよ。」

私たちは、思考に頼りすぎていて、
能力を本当に発揮できずにいます。

一般教育は、まるで、
能力を発揮されては都合が悪いかのようなものになっています。

だから、鬱に苦しんだり、

引きこもりになったり、

卑怯というキチガイになったり、

臆病という病になったり、

貧乏という難病を煩ったりするのです。

もう少し、ノーミソが伸びやかになる教育なら
こんな「病」で苦しみ、挙げ句に自殺なんてことを
選ぶほどにはならないはずですけれどね。

「自殺」なんて考えた事ないよ

という人もいるでしょうけれど、

本当でしょうか。

自分の乗り越えるべき目の前の課題に取り組まないのも

正しく生きているとはいえない。

それは、もはや「自殺」同然の生き方じゃないでしょうか。

自殺する勇気もない。

かといって自分を乗り越えることもしない。

そんな生き方を、

「なんて卑怯な生き方なのかしら」と自分で恥じて

少しくらい「生き方を変えよう」とは思わないのでしょうか。

鬱も、引きこもりも、卑怯も、臆病も、貧乏も、

不治の病ではないのです。

治せるのに、治さない。

もう「甘え」としかいいようがないでしょう。

「甘え」という「病」も治すべきです。

病にも原因があるように、
「甘え」にも原因があります。

必要な時に、必要なだけ、
ちゃんと甘えることができなかったからなのです。

ですから、これからでもいいので、
正しく甘えることを覚えなければなりません。

もちろん「正しく」です。

だとすると、やっぱり一人で完治は難しいということに。

「甘えても許される場所」

を持たなければならないし、

「正しく甘える方法」も学ぶ必要があるのです。

それを教えてくれる人も必要ですから、

「人」を介さなければ不可能です。

しっかり甘えれば、
いつまでも甘えたいわけではないのが人間です。

しっかり甘えることができれば、
しっかり自立も自律もスムーズです。

自立と自律の為には
その準備(土台)が、しっかりできないと
些細なことで、あっさり崩壊します。

甘えなければならない状態を無視して、
頑張るなら、

順番を間違えていますから、育つものも育ちません。

だから病気になるのです。

3歳の子供に、オリンピック選手と同じトレーニングをして
鍛えるぞ!と頑張っても壊れるだけです。

自分が壊れているようでは、

感性だって正しく機能しません。

ですから、

「感性が元気になる方法」を使って
しっかり成長の道に進むことです。

「方法」や「正しさ」を
「学ばずして身につけてやろう」と考える
怠惰で、厚かましい人間がたまにいますが、

人生が失敗に終わるというバチがあたるか、

幸福とは無縁の人生という結果になるのが因果です。

病気をいつまでも放置するということは、

自分の子供を、

どういう理由でかドクターに診せない。

色々いい訳をつくって、みすみす死を待つ。

それと同じことです。

それは親として無責任すぎると私は思うのですが。

自分自身の病をいつまでも放置するのも同じこと。

目に見えないからといって責任を放置していると、
本当に取り返しのつかないことになるでしょう。

自分の人生で実験してみたい人が多すぎて、
人間って、よほど暇をもてあましてるのでしょうかね。

その時間、譲ってほしいわ。

だって私は、

「目には見えない肝心なこと」を

読み取る練習をする時間と

それを生徒の皆さんに教える時間がもっと欲しいので。

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