ラスベガス日記11～カルボナーラ～
今日は、
簡単、美味しいカルボナーラを、
皆に伝授することになっている。
多少、材料がカンペキに揃っていなくても、
まあ、さほど、お味に影響が出るほどのこともない。
改めて、買い物に出かけることもないので、
少々の臨機応変を加えながらの、
クッキングスタート。
下準備をして、
パスタを、完璧なタイミングで
茹で上げれば、
（ここは失敗は許されない）
あとは混ぜ合わせるだけ。
まことに、簡単なのに、
昨日の、本番さながらのイタリアンにも負けない、
美味しさとなる。
これで完璧に材料を揃えれば、
私の舌は、更に満足させることができるだろう。
いや、むしろ、このままの方が、
自然な美味しさで、美味しいかもしれない。
私は、皆に美味しいものを食べさせてあげたい
という気持ちと同時に、
自分が美味しいものを食べたい
というだけなのだけど、
どうやら、皆にとっては、
「涼子先生のお料理を食べさせてもらえた！」
と、大変、特別なことであるらしい。
後で聞けば、
私の運転する車に乗せてもらったのも初めて
と、何をするにも喜んでもらえて、
どうであれ、
シアワセ度が増すということは、
楽しいことだ。
12へ続く
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