ラスベガス日記13~悲壮か大笑いか

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迂回路を使って一般道に出た途端、

そこは、ホテル敷地内とは違って、
大渋滞の現実。

一つ目の信号に到達するだけで、
どれ位の時間がかかるのだろう。

思ったほどではないな、
と安心したのも束の間。

反対車線の異常な渋滞を横目に
これ、帰ってこれないんじゃない?
と、思うほど、
これまで見たこともないような大渋滞。

かといって、今更引き返すのも、
気が進まない。
兎に角、目的地へ向かうことにする。

ところが、ついに私達の車も渋滞に巻き込まれ、
なんと、道は、自然と、
今来た方向へとカーブしていて
北から来たのに、車は、
いつの間にか北へ向いている。

それは、目的地へは行けないことを意味する。

こりゃあかん。

兎に角、この大渋滞の街にいても、
どうしようもない。

即、目的地変更。

新しい目的地は、

目的のない目的地だ。

何かに出会えば、それを楽しむ。

当然、来たこともない道を進むわけだから、
どこに何があるかなど、わかるはずもない。

こういう時は、
どこで曲がってみるかが、重要なのだ。

真っ直ぐ進んだ方がいいのかもしれない。

こんな状況下では、
まさしく潜在意識との対話時間となる。

とはいえ、
そんな大袈裟なものでなく、

何となく

という勘に頼るというはなし。

とはいえ、

真っ直ぐ行っても、
・・・ということになるだろうし、

この道の先は、
・・・という環境になっているだろうし、

というように、
頭はかなりのスピードで回っている。

何もぼけっとして、
スピリチュアルなんとかみたいに
気持ち悪い、オカルト話ではない。

そろそろこの辺りで曲がろうか、
となり、程なくいくと、

大きなショッピングセンターが。

そこでは、仲間の一人が、
日本では考えられないような
大きくて、可愛い、
クリスマスオーナメントを見つけて、
買うかどうかの検討が始まった。

スーツケースには絶対入らないという巨大セットを、
どうやって持って帰るか、
という打ち合わせの末、
それなら大丈夫、という方法を思いつけば、
そのままお買い上げだ。

その後も、メキシコ系の雑貨屋さんで
随分、面白い、食べ物やグッズを見つけて
かなりの時間を過ごし、

今夜はステーキにしようと、
メニューまで決まって、
隣接するスーパーマーケットで、
これまた、
お気に入りのチョコレートが、
タイミングよくセールになっていたり、

どのビールにするか、アレコレ思案し、
よし、これにしてみようと決めた途端、
横からお兄さんがやってきて、
「同じビールだね」と言って、
私達が選んだものと同じ銘柄のものを
さっさと持って行ったのを見て、
我々のチョイスに間違いなしと、気を良くしたり。

そんなこんなで、すっかり夜になり、
相変わらず渋滞が残っているようではあるけれど、
まるで苦になるほどではなく、
私達は、渋滞のことはすっかり忘れて、
次なる話題、
ステーキをいかにい美味しく食べるかや、
今日、どんな面白いことがあったのかを、
お喋りして、深夜まで笑いあうのだ。

渋滞に巻き込まれ、
目的地に行けない悲壮な思い出にするのもよし、
そんなことは、さっさと忘れて、
大笑いの楽しい思い出にするのもよし。

毎日は、
どっちでも、自由に選べる
自由な選択で作られるという事実は、
アメリカだろうが、日本だろうが、
言い訳は、全く関係しない。

14へ続く


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