ラスベガス日記15～核実験博物館～
今回、数回目のラスベガスだが、
やはり同行者が変われば、
見る目も変わる。
存在すら知らなかった、
衝撃的な博物館があるとういうのが、
誰かが持っていたガイドブックに
載っていた。
「核実験博物館」
キノコ雲を扱った商品がずらり。
広島と長崎に落とされた原爆のキーホルダー。
こんな案内を見れば、
どういうこっちゃ？
と、真実を確かめに足を伸ばしたくなる。
私達は、予定を組み、
この博物館にやってきた。
ちょうど、
せっかくラスベガスに来たのだから、
宇宙人に会いたいよね～と、
冗談まじりに話していたのだが、
エリア51という、
UFO（未確認飛行物体）や、エイリアンが
よく目撃されるという
アメリカ空軍の管理地区についての展示も
併設されていた。
わざわざエリア51まで行かなくてよくなって
ラッキー！と喜んだのだけど、
単なる偶然だろうか？
それにしても、
色々な博物館があるものだ。
そして、当然、そこで表示される
写真や映像は事実としても、
それをどう捉えるかは自由だし、
ここでの場合、
核に対する、日本人とアメリカ人の違いに
驚く。
どちらがいい悪いとは言い切れない。
安易に評価を下し、
何かを批判できるほどには、
知識が乏しすぎるし、核についての全てを
知っているわけではないから。
ただ、違いが大きいという事実と、
自分が、そこで何を感じるのかは自由だ。
私の一方的な情報を鵜呑みにして、
知った気になるよりは、
生で、自身の体験によって
真の自分を作るのがよいだろう。
ラスベガスの、奥深さを知っても
損はないし、本当に、色々な意味でも
来る価値ある街のひとつだ。
この博物館によって、
私のラスベガス観は、またワンランク、
レベルアップした。
要するに、旅する価値が上がった
というわけ。
これが、価値というものだ。
価値とは、自分自身が作り上げることのできる、
自由なもの
ということなのだろう。
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