読書って必要?

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はて、

読書というのは、
すべきことであろうか?

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世界平均で日本は何位?
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「基本が大切」とは、
このブログでも頻繁にお伝えしている。

そこで今日は、「書を読む」
という「基本」について考えてみよう。

ここに、
世界平均のデータがある。

「1週間あたりの活字媒体読書時間」
について。

1位はインドだ。

2位はタイ

3位は中国。

さて、日本は?

30カ国中、

29位。

おや、まあ。

1位のインド10.7時間に比べて、
日本は4.1時間ということらしい。

みごとに半分以下。
3位の中国8時間と比べても、
約半分。

1週間で4.1時間ということは、
1日およそ35分。

中国で1時間9分、
インドは1時間30分。

思うに、

読書毎日1時間

と聞いたところで、
さほど驚く量ではないように感じる。

それでも
平均35分ということは、
それ以下の人も大多数ということだ。

恐らく、
読む人は1~2時間じゃすまず、
読まない人は、まるで読まない
というように、
格差が大きいのだろうと思う。

ここもまた二極化なり。

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読書家なのに人間性を疑う?
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本を読んでいるからといって、
人格者であるかどうかは、
私個人の経験からいって、
まったく同意できない。

本を読んでいても、
人間性を疑いたくなるような
人間は多く存在する。

「私、活字中毒なの~」と、
暗に自慢している人ほど、
あやしかったりする。

読み方に問題があるのだろう。

理解というのは、
読み手の「脳のフィルター」に依存するのだから、
そのフィルターをメンテナンスしない限り、
読んでも人間が高まらない
なんてことは当然のこと、
というのが、
私が至っている結論の一つでもある。

知識が多くて
傲慢極まりない人口の多さにも
うんざりしている。

まずは、そのフィルターを
どうにかするための
教育を受けるべきだと思うが、
本人は、教育は十分だと自慢げな様子。

傲慢な人は、自分の無知には
気づかないというのは、
ソクラテスの時代から続いている
ワンパターンであると、
既に語った。(ソクラテスの話題→

それこそマインドセット
(考えかたの根本)ということに
なるのだけど。

じゃあ、その一方で、
本を読まない人を尊敬したり
おつきあいが楽しくなるかといったら、
決してそんなことはないのも確か。

いかに
正しく読むか
ということがカンタンでないことは、

至る所に
賢者が転がっているのではない現実を見れば
容易にわかる。

ということは、
脳のフィルターと私が呼ぶ、
マインドセットのための教育が、
「何よりも大切じゃないの?」
という話になる。

だからこそ、
「マインドセットこそ基本教育」ということで、
HEAPの教育システムでは、
マインドセット(基本)を
もっとも大切にするわけだけど。

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ヘンテコな土台に積み上げたら?
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子供でも大人でも、
危うい基本の上に
知識を積み上げては大変なことになる。

例えば、
学歴の高い人が
新興宗教にはまって大変なことをしでかす
というのはよくあることだが、

その根本の土台が、
何やらアヤシイからであって、
表面だけを取り繕ったところで、
真っ当になるとは考えにくい。

そういうこともあって、

何はともあれ、
基本教育、根本教育が最も重要である
という私の基本的考えは、
ここ数十年、全く揺らいだことはない。

努力はすべて水の泡

なんてことはいくらでもある。

だから自分自身、何やらアヤシイ
と発見するならば、
”頭がオカシイ”ということにして、
修正をかけることに努めることにしている。

”自分の頭は正しい”

ということにすると、
ややこしくなるし、
成長は遅くなるしで、
ろくなことはない。

そもそも自分が正しい
と思うなら、

「どーしてこの私に修正かける必要があるのよ?」

なんて、とんでもない傲慢やろーに
なっちまうわけだし。

正しいなら正しいで、
「あらよかったわね、おめでとう」
ってことで、

その時、はじめて
「修正かける必要はなかった」
という結論に至ればよい。

とりあえず、

「お前さん(自分)は全部間違いね」

って方が、

まあ、話の早いこと。

「自分は正しい」
ということにするのも、

「自分は間違っている」
ということにするのも、

どちらでもお好きな方を使えばいいけど、

どちらが、

確実に成長するか

という大差(大いなる差)については、
自覚があるにこしたことはない。

脳のフィルター(マインドセット)が、
基本中の基本ではあるけれど、
まあ、それは教育の分野なので、
その人間的基本は、
既にできているという前提で、

本を読むか読まないか
の話に戻ろう。

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日本一の教育者から学ぶ?学ばない?
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教育者でもあった
新渡戸稲造が、
読書について書いている。

5000円札のお方=日本を代表する人物)

さて、その選ばれし日本一の教育者は、
どういう考えであるか?

  日に二十分か三十分位はきッと本を読む。
  日に二十分や三十分の時間というのは、
  どうやっても出来るものである、
  工夫さえすれば、御飯時だろうが、何だろうが、

ということだ。

お行儀悪くなってもいいから、
読む時間がないなどと言い訳をするより、
御飯時でもいいから読めよ

と、それほどということか。

  ・・・・・・・といッて早く食ッちゃァいかぬ。

とも言っているが。

まあ、御飯時に読まなければならないほど、
本当に忙しい人は、
そうそう存在しないはず。

現実は、
頭が暇な人ほど、無駄な時間が多くて
忙しいと平気でぬかす。

普通は、言い訳で
時間がないということに“している”だけ
だから、

言い換えれば、
飯食ってる暇があるなら、
本だって読めるだろう?

ってことなのだと理解するわけだ。

ま、

言い訳できない

という一言に尽きるのだと思うけど。

一日35分の読書で日本の今の平均だから、
インターネットのなかった昔、
日本一の教育者が、
決して無茶を言っていたわけではない
ということがわかる。

(せめて、平均以下にはなりたくないものだ)

日本の歴史上において
代表されるほどの教育者の言うことなら、
自分の考えや感情を優先させるより、
イヤイヤでも従う方が、
人生はうまくいくだろう

と、素直に考えたい。

  それをいやだと思ッても無理にやらんければならぬ。

とも、書かれている。

「だって~」

と反発するか、

「はい」

と従うかは、
我々の自由意志に委ねられている。

自分の人生は、
どこまでも、
自分の好みで出来上がっているに
違いない。

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こんな考えの人も?
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さて、読書について、もっと別の書かれ方もある。

こちらは、私は読んだこともないし、
作者の人物像はまるでわからないので、
責任はとれないが、
こう考えている人もいるらしい
と、参考までに転載しておく。

・ただし、ただ本を読んでいるだけではダメだ。
「趣味は読書。最近読んだ本はハリポタ、セカチュー」という人は、
 救いようのない低俗な人である。
 また、ビジネスハウツー書ばかり読む人も、
 わたしから見れば信じられない人種である。

・本を読まない人間を尊敬する必要はない。
 人によく似た生き物、サルに近いんじゃないかと思えばいいだろう。

・もし自分の周りに本嫌いの人間がいるのなら、
 そういう人とはつき合わないほうがいい。
 足を引っ張るだけで、自分の人生に何ももたらしてくれないからである。
 そのひとが芸術家やスポーツ選手など、ある分野に秀ででいるのなら、
 本を読んでいなくてもつき合うメリットはあるだろうが、
 そうでないのならつき合うだけ時間のムダだ。
 人とのつき合いに損得勘定を持ちこむなんて、
 と不快に感じる人もいるかもしれない。
 だが、つき合う人を選ぶのは当然である。

  本は10冊同時に読め!: 本を読まない人はサルである! 
  成毛眞著   知的生き方文庫 三笠書房

成毛眞氏は、マイクロソフト日本法人の元社長。

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さて、本を読むかどうするか?
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こういう考えや語り方に対して、

不愉快になるのも、
何かを学ぶのも、

自由の行使は、
我々に委ねられている。

どう考えても、
人生は、
私たちの自由につくってよいことになっている。

◆二極化の勝ち組になるのか、
負け組でいいのか。

◆自分の人生を人のせいにするのか、
自分の責任にするのか。

◆読書についてどんな話を聞いても
やっぱり平均以下で
自分を正当化するのか。

どんな話題も、
どんな選択も、

結局は、

自分次第

という、

なんだか元も子もない結論で
終えておこう。

だって、
本当にそうだしね。

それ以外になにかあるなら、
是非、おしえてほしいのでヨロシクね。

「新渡戸稲造ものがたり―真の国際人 」
は、こちら→

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